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「この世でいちばんすばらしいもの」創世記第一章~二章

神は、自分が造った大きな美しい世界を見て、とても喜ばれた。けれども、もっとすばらしいもの、この世で一番すばらしいものを造りたいと考えておられた。それは人間である。「人間を造ろう。そして人間には、考えたり、私のことを知ったり、愛したりできる心を与えよう。それから、この世界をきちんと治めていく責任も持たせよう」

こう思われた神は、まず男の人を造り、アダムと名づけた。アダムのまわりには、いっしょに生活をしたり遊んだりする、たくさんの動物がいた。それなのに、アダムはあまり楽しそうではない。そこで神は、アダムの妻となるように、エバという名の女の人を造られた。二人が話し合い、助け合い、愛し合えるようにしてくださったのだ。神はアダムとエバをとても愛し、二人が住むために、美しい園をくださった。

「二人で子どもを育て、この世界を守る手伝いをさせなさい。それから、この園にある私の造ったものは、すべてあなたたちのよい友だちです。けれども、園の真ん中にあるあの一本の木の実だけは、食べてはいけない。あれはよいことと、悪いこととを知る木です。あの木の実を食べると、あなたたちは死んでしまう」と神はおっしやった。

また「この世界を守っていくために、私の言うことをよく聞いて、そのとおりにしなさい」とも言われた。アダムとエバは、神の言葉に従ってエデンの園の番人となり、草や花、動物たちのそれぞれに名前をつけ、心をこめて世話をした。夕方涼しくなると、神はきまって二人のところにやってきて、二人が楽しそうに報告する一日のできごとを聞いてくださるのだった。

— posted by 物部 at 12:45 am  

 

美しいものを作り出す最初の仕事「光あれ!」創世記第一章

ずっと昔、それは私たちが考えることもできないほど昔のことだった。この世界は真っ暗で荒れ果てていた。そこで神は、世界をきちんと整頓し、美しいものを造り出す仕事を始められた。神は、まず「光あれ」とお命じになった。すると光が生まれた。次に荒れ狂っている海に「後ろにさがりなさい」とお命じになった。すると乾いた陸地が現れた。

陸地の上にはまだ何もなく、寄せては返す波の音と、そよ吹く風のほかは、なんの音も聞こえない。そこで神は「草や花、それに大きな木、小さな木も生まれなさい」とお命じになった。この世に初めて出てきた緑の葉や、色とりどりの花のなんとみごとなこと!それから神は、自分か造った高い空の、もっと高いところに、昼は輝く太陽を、そして夜はやおらかな光をおくる月と、きらめく星をお造りになった。海の中をうれしそうに泳ぎまわる魚たちも、木々の間を楽しく飛びかう鳥たちも生まれた。

このようにして造られた世界はとても美しく、これを見た神は「とてもすばらしい」とお思いになった。けれどもまだ、陸地に住む生き物が何もいない。さびしく思った神は、森や林、野原や大草原と、そこに遊ぶいろいろな動物を造られた。神は、魚や鳥や動物たちを集めて言われた。「みんな子どもをたくさん生みなさい。そしてみんなが仲よく喜んで生きるように」神は、自分が造ったもの一つ一つを見て、「よくできた、とてもよくできた」と満足そうにおっしゃった。

— posted by 物部 at 12:31 am